株式投資をするうえで、現在最強のトレードツールは マネックス証券の トレードステーション です。(個人評価)
その、トレードステーションを自由自在に操るには、イージーランゲージ[EasyLanguage]の知識が必要です。

 

イージーランゲージ[EasyLanguage]?

 

※すぐに実習(解説)記事に進みたい方は、このページ最初の 目次 3.<実習…> をクリックしてください。

 

 

イージーランゲージ[EasyLanguage]はプログラム言語

プログラム言語!?  「そんなの出来るはずない」 「聞いただけで鳥肌が立つ」と思う方が大半ですよね。

EasyLanguageとは?
トレードステーション上のほぼ全てのアクションは、EasyLanguageという独自の言語で構成されます。”Easy”と名付けられている通り、初歩的な英文で記述される非常にシンプルなプログラム言語になります。
例えば、移動平均線がゴールデンクロスした場合に買い注文を出すプログラムは、以下の一文で済むほどシンプルです。
”If FastAvg crosses over SlowAvg then Buy next bar at market ”

出所:https://info.monex.co.jp/tradestation/features/other/ マネックス証券の機能紹介ページ
簡単なんです。だって”Easy”って名前だから。。。。

 

イージーランゲージ[EasyLanguage]を学ぶには

簡単と言っても、EasyLanguageはプログラム言語です。
しっかり学びたい方におすすめなのが、マネックス証券の公開しているマニュアル
EasyLanguage ホームスタディコース(ガイドブック) です。
https://info.monex.co.jp/tradestation-support/manual.html#01;  こちらのページでもらえます。

このブログでは、「EasyLanguage ホームスタディコース」の演習問題を実際に操作しながら解いてゆく、過程を紹介したいと思います。

 

 

ブレークアウト戦略をプログラミングする

 

今回は、お待ちかねの投資戦略をプログラミングします。

 

ワクワクする気持ちを抑えて、早速やってみましょう!

 

 

練習問題: *23 ブレークアウト

◇学習の目的

ストップ注文を発注するストラテジーを書く。

 

◇詳細

8期間の最高値から一定値の価格に買いストップ注文を置く。また 8期間の最安 値から一定値の価格に売りストップ注文を置く。

 

EasyLanguage開発環境(エディタ)にコードを書き込みます

EasyLanguage開発環境を起動させる方法は、この連載1のページ中頃をご覧ください。

 

#23 Breakout  という名前で新規にストラテジーを作成します。

Easy Language開発環境を開き、 ファイル ー 新規作成 ー ストラテジー で新規ストラテジーを作成します。

 

ファイル名は #23 Breakout

テンプレートを選択(T)欄は(None)です。

 

エディターの準備が出来たら、下のプログラムコードを打ち込んでください。

(コードをコピーして貼り付けてもOK)

 

 

プログラムコードの中身はこちら===

 

Input: Length(8);

Vars: BuyPx(0), SellPx(0);

BuyPx = Highest(High, Length) + .02;

SellPx = Lowest(Low, Length) – .02;

Buy (“ブレーク買”) next bar at BuyPx Stop;

Sell Short (“ブレーク売”) next bar at SellPx Stop;

 

プログラムコードここまで===

 

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貼り付けまたは、書き込みが終わったら、プログラムコードに間違いが無いか、チエックするボタンを押して確認します。(いつものやつですね)

0エラー、0警告ならOK。

誤りがあれば修正し、チエックするボタンを再度押します。

 

これまでは、プログラムを作成したら、すぐにチャートに反映させませたが、今回は売買に関する設定を行います。

 

売買の設定

Easy Language開発環境エディターの上でマウスを右クリック

プロパティ を選んでください。

 

 

一般

一般タブで 「分析に用いる足の最大本数」を設定出来ます。

私の環境では デフォルトで 50 が入っていました。

 

 

要注意!です。

 

50 のままでは、文字通り分析に用いる足は 50 までであり、

自分で作成したストラテジーが50足以上のデーターを参照するなら、

設定を変更する必要があります。

 

数値変更後、[デフォルト]ボタンを押すと、入力した数値がデフォルトとして登録されます。

 

ポジション

[ポジション]タブの[ポジションあたりの最大オープンエントリー]は、1ポジションの中 で積み増しできる最大エントリー数を設定することができます。例えば、新規買い注文 により、ポジションを保持しており、新たに買い注文を行いエントリーを積み増した場 合、エントリー数は 2です。[ポジションあたりの最大建玉数/枚数]は、1ポジションの 中で注文できる最大株/枚数です。例えば、この設定値が 1300で、1000枚の新規買い注 文により、ポジションを保持しており、新たに 500枚の買い注文を行いエントリーを積
み増した場合、枚数は 1500なので、2つ目の注文は発注されません。

出所:Easy Languageホームスタディコース P83

 

ピラミッディング

チエックを入れると、同じ方向にエントリーとオーダーを積み増しすることが出来ます。

 

ストラテジーを再検証して、ダイアログを閉じてください。

 

#15 Trailing Hi Lo インジケーターを適用

ストラテジとは直接関係ないのですが、このインジケーターが表示されていると、売買シグナルが見やすくなります。

 

 

ストラテジーをチャートに追加させる

チャート上で右クリックし、 ストラテジーを挿入

今回作成した #23 Breakout  を選択して OKボタンを押します。

 

分析テクニックとストラテジーの設定 ダイアログウィンドウが開きます。

 

 

要注意!

[トレードマネージャのストラテジー注文タブで表示するストラテジー注文を生成する]

[プログラムトレードを有効化]

この二つにチエックを入れると、ストラテジーで発生した注文が、実口座から発注されてしまいます。

今の段階では、チエックを外しておきましょう。

 

ストラテジ-の共通設定

 

[すべてのプロパティ] ボタンを押してください。

注: [株数/枚数/ユニット数 固定]の初期設定は 100です。
設定する銘柄の単元が 100株/口でない銘柄で、ストラテジー内で注文数量を設定しない場合、
単元数に合わせて項目内の数値を変更してください。

この他にも様々な設定が出来ますが、Easy Languageホームスタディコースの中でも、ヘルプを参照するように書いてあります。

今の段階では、[株数/枚数/ユニット数 固定]以外変更する必要は無いでしょう。

 

 

矢印と共に ポジション名の 「ブレーク買い」 「ブレーク売り」 が 表示されています。

上下に表示されている 数値 100 は、その足での ポジション数です。

このストラテジーでは、反対売買のシグナル発生時ポジションをドテンしているので、決済注文が 表示されていません。

 

以上です。

 

お疲れ様でした。

 

続きはこちらからどうぞ。

ゴールデンクロス戦略をプログラミングする。 トレードステーションとイージーランゲージ[EasyLanguage]を学び、株式投資で差をつける。24

 

 

この記事を書いた人

ゆたかドットらいふ編集部

あしおゆたか

投資歴20年の個人投資家

机上の理論ではなく、実体験に基づいた記事作りをモットーにしています。

スポーツクラブに毎週2日~3日通い、サウナ後の暴飲暴食が趣味。

◇主な投資対象
日本株式
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