先日久しぶりに 裁量 デイトレード をやりました。
トレードの詳細はこの記事をご覧ください。
この記事の中にも書きました。
「損切の遅れで損失拡大」これは、あなたの意志の弱さが原因ではありません。
脳の仕組みなんです。
裁量デイトレードを始める前に、エントリーポイント、エグジットポイント(利食い)、そしてロスカットポイント(損切)を決めておく。(又は条件を明確に決めておく)
そして、後から修正できないように、「紙に書いておく」これが重要です。
今回はロスカット(損切)ポイントの決め方の一例を紹介します。
□ロスカット(損切)ポイントの決め方(1つの例です)
例は日経225先物 で 裁量デイトレードで決めた損切ポイント
前日の終値より600円以上上がったら、損切する
2万円の大台を超えた、特別な日です。
いつも以上の爆上げが有るかも知れません。
過去を振り返ってみましょう。
〇検証期間 2015年6月2日~2017年6月2日まで
前日の終値から当日の高値を比較しました。
どれだけ爆上げしたことがあるかの確認です。
〇前日終値から当日高値比較 | ||
データの個数 / 上昇 | 出現確率 | |
100円未満 | 119 | 33.3% |
100円以上300円未満 | 205 | 57.4% |
400円以上600円未満 | 24 | 6.7% |
600円以上800円未満 | 5 | 1.4% |
800円以上1100円未満 | 1 | 0.3% |
1100円以上1300円未満 | 2 | 0.6% |
1300円以上 | 1 | 0.3% |
総計 | 357 |
600円以上800円未満 が 5回 あります。 出現確率が 1.4%
「たった 1.4% ほとんど出現しないな」 と 考えたあなた。 要注意です。
「ほとんど出現しない」 と 思ったのは 「上がったら損する」⇒「上がらないで欲しい」⇒「1.4%なんてゼロに等しい」⇒「ほとんど出現しない」
このように、自分では意識しないうちに、自分の都合の良い方向に偏った解釈をしたかもしれません。
1.4%はそれ以上、それ以下でもありません。 過去2年間の間に5回(1.4%)ありましたと言う事実があるだけです。
引っ掛け問題を作ったつもりはありませんが、600円以上上昇した回数は、1300円以上上昇した回数まで含めると、 9回 約2.5% になります。
〇 「トレードを継続できる資金が残るか」 が最大のポイント
トレードを続けられれば、またチャンスはやってきます。
ロスカット(損切)ポイントを決めるには、ロスカットしても「手持ち資金が耐えられる」ポイントにするべきです。
資金が少ないのであれば、ロスカット幅も少なくする。
〇腑に落ちているか
ロスカット(損切)ポイントをどの様に決めたのか。 「腑に落ちているか」
なんとなく決めていたら、後から理由をつけて変えたくなります。
やり方は様々だと思いますが、根拠のあるロスカット(損切)ポイントをポジションを取る前に決めます。
その決めた理由を含めて、「腑に落ちている」か確認しましょう。
腑に落ちていなければ、設定のやり直しです。
〇前日の終値より600円以上上がったら、損切する
6月3日の裁量デイトレードで ロスカットポイントを決めた理由。
・過去2年間で 2.4% 9回 発生している
・練習トレードで投資資金も少ないので、負けても授業料と考えられる額だ
これが 腑に落ちたので 設定しました。
□過去2年間で一番爆上げした 2015年9月9日のチャート
高値引けしていますね。 これを超える爆上げはいつ起こるでしょうか。