2018年10月11日、日経平均株価が大暴落したと話題になっています。
株価下落はいつまで続くのでしょうか?
このブログでは、ニュースで語られることの少ない、日経平均株価のシンプルな動きについてお話ししたいと思います。
暴落なの? 調整なの?
ニュースでは、アメリカの株安を発端とした「世界同時株安」「日経平均株価が1000円以上の暴落」と騒いでいますが、本当に騒ぐレベルなのでしょうか?
私は当然の調整だと思っています。
市場は値を下げるタイミングを待っていたのです。
9月以降の株価は一方的な上昇を続けていました。
一方的に延々と株価が上昇することは、決してありません。
アメリカの株価下落が、絶好のタイミングだったのです。
長期的な値動きから、今の株価を見ると?
私は株価分析に、マネックス証券の「トレードステーション」を使用しています。
下のチャートは日経平均株価の月足です。
暴落と騒いでいるのはこの赤丸部分です。
バブル前からの、より長期間のチャートを別サイトからお借りしてきました。
出所:http://touroukawaii.hateblo.jp/entry/NIKKEI225
トレードステーション(背景が黒いチャート)で表示されているのはこの範囲です。
下のチャートの オレンジライン と イエローライン は、何を示しているのかご説明いたします。
オレンジライン:1996年6月28日の高値 私が 真のバブル崩壊後の高値と感じている価格。22750円(2017年11月30日に更新された)
イエローライン:1994年5月31日の高値 バブル崩壊以降意識されてきたレジスタンスライン(上値抵抗線)。21049円(2017年10月31日に突破された)
より長期間のチャートを見ると、株価変動の感じ方が変わってきます。
あなたは、このチャートを見て、2018年10月11日の下げを 大暴落 と感じますか?
なお、上値を抑えるレジスタンスライン(上値抵抗線)は突破されることにより、株価を下支えするサポートライン(下値支持線)として機能することになります。
日足チャートを見る
改めて日足チャートを見てみましょう。
「オレンジライン」 「イエローライン」を意識した値動きになって居るように見えませんか?
オレンジラインは、価格を2300円にすれば、より株価のレジスランスライン(上値抵抗線)らしく見えるでしょう。
切りの良い価格は、市場参加者が意識する価格であれば、レジスタンス・サポートラインとして機能する事があります。
日足をもう少し拡大します。
2018年10月11日に大きく値を下げた後、翌日に値を少し戻しています。
2018年10月12日の高値はオレンジラインを意識した値動きと言ったら、こじつけと感じますか?
ちなみに、私はこの よりもどし で市場から、お小遣いをいただく事が出来ました。
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日経平均株価はどうなる?
日経平均株価は、2020年までは強気基調と考えていますが、外部要因により大きく変調する可能性も否定できません。
しかし、目先数ヶ月はこの 「オレンジライン」 「イエローライン」 を 意識した値動きとなると予測しています。
翌週からの取引で一気に、オレンジラインを超えてくれれば、より高値を狙う可能性が高くなるでしょう。
オレンジライン付近でフラフラしているようであれば、イエローライン付近までズルズルと値を下げる事も想定しておきましょう。
まとめ
目先の派手な株価の動きも、長期的なサポート・レジスタンスラインの影響を受けていたことがわかります。
株価の値動きを見るには、より長期の値動きを把握する事が大切です。
トレードステーションなら、月足、週足、日足、分足 等のチャートを並べて見る事も可能です。
上のチャートは、上から順に 月足、週足、日足です。
月足チャートと、日足チャートを横並びにしてみました。
大波に見えた値動きも、長期で見るとさざ波に見えることもあります。
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※この記事は、主にブログ管理者の主観にもとづく記事であり、特定の銘柄の売買を推奨・投資の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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この記事を書いた人
ゆたかドットらいふ編集部
あしおゆたか
投資歴20年の個人投資家
机上の理論ではなく、実体験に基づいた記事作りをモットーにしています。
スポーツクラブに毎週2日~3日通い、サウナ後の暴飲暴食が趣味。
◇主な投資対象
日本株式
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