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トレードステーション入門(書籍)サンプルソース集 を やってみました(やったら簡単だった) 1-2

参考文献:株式投資自動売買で儲ける システムトレード「トレードステーション入門」 (ブルーガイド・グラフィック) ムック 実業之日本社

(トレードステーション入門 P103 サンプルソース3 より)

はらみ足のブレイクアウトでエントリーする

いよいよ、株式自動売買(システムトレード)の投資戦略っぱくなってきました。

サンプルソース3では、トレステ [ トレードステーション ・ TradeStation ]に標準で搭載されている投資戦略の「インサイドバー(はらみ足)」を、一部変更しています。

変更の詳細は、書籍を参照願います。(この記事だけでも、十分に理解はできると思います)

〇プログラムコード

//後に解説を記載しています。 (バーは日足を想定)

<ELのプロクラムコード ここから>

[IntrabarOrderGeneration = false]

//この説明はややこしいので今回は割愛します。(今回の本題と外れるため)
//呪文だと思ってください。

If InsideBar(High,Low) and Close > Open then
Buy (!(“InsBarLE”)) next bar High[1] stop;

//はらみ足を形成している かつ 当日の日足が陽線 だったら
// 買う 次の足で 前日の高値に逆指値で

If InsideBar(High,Low) and Close < Open then
Sellshort (!(“InsBarSE”)) next bar Low[1] stop;

//はらみ足を形成している かつ 当日の日足が陰線 だったら
//売る(買いポジションがある場合、ドテンして売りポジションを建てる) 次の足で 前日の安値に逆指値で

If InsideBar(High,Low) and Close = Open and close[1] > Open[1] then
Sellshort (!(“InsBarSEdoji”)) next bar Low[1] stop;

//寄り引け同時線の場合 前日の足が陽線ならば
//売る(買いポジションがある場合、ドテンして売りポジションを建てる) 次の足で 前日の安値に逆指値で
//(寄り引け同時線は相場の転換点に出やすい為、売り買いを逆にしている)

If InsideBar(High,Low) and Close = Open and close[1] < Open[1] then
Buy  (!(“InsBarLEdoji”)) next bar High[1] stop;

//寄り引け同時線の場合 前日の足が陰線ならば
//売る(買いポジションがある場合、ドテンして売りポジションを建てる) 次の足で 前日の安値に逆指値で
//(寄り引け同時線は相場の転換点に出やすい為、売り買いを逆にしている)

<ELのプロクラムコード ここまで>

この戦略の有効性確認

バックテストをしてみましょう。

日経225連動型上場投資信託 1321-TS 日足 で バックテストをした結果が下のパフォーマンスグラフです。

残念ながら、結果は良くありません。

 

チャートで売り買いのエントリータイミングを見てみましょう。

見にくいのでエントリーのタイミングに印を付けました。
収益曲線で下がり続けている(損をし続けている)1回から6回までの売買です。

これまた見にくいですね。

売買1回から3回目までを拡大します。

InsBarLE がロングエントリー(買い)、InsBarSE がショートエントリー(売り)です。

2回目のショートエントリーはともかく、転換点は捉えているように見えます。

エントリーのタイミングは良くて、手仕舞い(反対売買)のタイミングが悪いのかもしれません。

 

手仕舞いのロジックを追加

仮説:エントリーのタイミングは良い。 手仕舞いのタイミングを変更すれば、パフォーマンスが良くなる。

単純にエントリーした日の終値で手仕舞いをするプログラムコードを追加してみます。

テストなので、単純なコードを2つ追加です。

<追加ELのプロクラムコード ここから>

Sell This Bar on Close;
// 買いポジションがあれば終値で決済

BuyToCover This Bar on Close;
// 売りポジションがあれば終値で決済

<追加ELのプロクラムコード ここまで>

 

改良した戦略の有効性確認

少しは良くなりましたが、まだまだ使える戦略ではありません。

 

エントリーのロジックも一部変更します

〇はらみ足のひとつ前の足が陰線で、はらみ足が陽線(同時含む)の場合、買い転換点と考え買いエントリー

〇はらみ足のひとつ前の足が陽線で、はらみ足が陰線(同時含む)の場合、売り転換点と考え売りエントリー

※むしろこちらのロジックのほうが、一般的だと思います。

<変更したELのプロクラムコード ここから>

If InsideBar(High,Low) and Close[1] < Open[1] and Close >= Open then
Buy (!(“InsBarLE”)) next bar at market;

If InsideBar(High,Low) and Close[1] > Open[1] and Close <= Open then
Sellshort (!(“InsBarSE”)) next bar at market;

<変更したELのプロクラムコード ここまで>

 

改良した戦略の有効性はどうでしょうか

今一つですが、改善の余地はまだまだありそうです。(良くなる可能性がある)

今日のところはここまでにしておきます。

お疲れさまでした。

 

◆日課の発声:「 マネックス証券版 トレステ /  トレードステーション ( TradeStation ) を使った 株式自動売買 で生活を豊かにするぞ! 」
(自分の思いを、声に出して毎日宣言すれば、実現の可能性が高まるようです。深夜・早朝に叫んでいては、思いが実現する前に不審者として逮捕されるかもしれないので、ブログ更新の際に記載することにしました。)