もっとも信頼性が必要なのは金融システムです。
あなたは、証券会社のシステムダウン(売買が出来ない状態)を経験したことがありますか?
ある日の出来事
いつになく、持ち株数を増やした翌日に株価が暴落(または暴騰)しました。
慌てて証券会社に反対売買注文を出そうと思ったら、「システムメンテナンス中」の文字が。
電話で売買注文を出そうと思い、証券会社のホームページで電話番号を探すが、なかなか見つからない。
やっと見つけた電話番号にかけるが、「ただいま電話が大変混み合っています・・・・」
そうこうしている間に、株価はドンドン下がり続ける(上がり続ける)。
もうパニックです。
兼業投資家なので、多くの人が日中は会社で仕事をしています。
会議にも参加しなければならないし、上司や部下の問い合わせにも応えなければなりません。
子育て中の専業主婦の方ならば、赤ちゃんにミルクを与えたり、おしめを替えたり・・・・
放心状態です。 思考能力はさがり、株価が戻ってくる事を祈るのみ。
そんなときに 市場は冷酷です。 泣いても祈っても、思うようには動いてくれません。
いかがでしょうか。
絶対に経験したくありませんね
頻繁に起こることではありません。
ただし、これからも起こりえることなのです。
「順調に資産を増やしていった投資家が、たった一回のトレードで全財産を失う」
これも、世界中で繰り返されていることです。 歴史が教えてくれます。
私も、一回の失敗トレードでサラリーマンの年収ほどの損失を出したことがあります。
※この失敗トレードはシステムトラブルが原因ではありませんが。
システムトラブルはあるものとして考える
私は、証券会社のシステムトラブルを何度も経験しています。
ホームページにアクセス出来なくなったり、注文が取引所に届いていなかったり、携帯アプリが突然使えなくなったり。
以前、日経225先物取引をメインに使っていた、ある証券会社の売買システムがダウンしました。
(私は短期売買を中心にトレードしていたので、ラッキーなことに建玉はゼロでした。)
回復まで2日程度(よく覚えていません)掛かったでしょうか。
システムが正常に戻るまでに株価は大きく動いていました。
多くの投資家が、破産したことは間違いありません。
システムトラブルを起こしたその証券会社も、FXを残して証券部門の営業を廃業しました。
あなたが、システムトラブルの経験が無いのであれば、ラッキーな道を歩いてこられた方なのでしょう。
または、投資経験期間がまだ短い方なのではないでしょうか?
経験の無い方にとっては、「めったにないことでしょ!」「そんなこと心配したって仕方ない!」と思っているかも知れません。
証券会社のシステムトラブルは、これまでも起こってきましたし、これからも起こり得るのです。
対処方法の王道
対処方法は、意外と簡単ですよ。
・無くなっても諦められる金額の範囲で投資をする
潔いですね。
・メインに使用している証券会社以外に、別の証券会社の口座を開き、同額のお金を入金しておく。
システムトラブルが起こったら、反対売買の注文を別の証券会社経由で出せばよいのです。
信用取引の口座も開いておきましょう。
おいおい!
潔く諦めるとか、同額のお金を準備しろとか、そんなことはできないぞ!
そんな声が聞こえてきそうです。
大変失礼しました。
このブログは、兼業投資家向けに書いています。(私もそうです)
比較的少額で、投資を楽しんでいる方のお役に立ちたい。
そして、システムトレードを日本に広めたい。
この思いで、ブログを開設しました。
比較的少額で、投資を楽しんでいる方に向けた対処方法を紹介します。
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証券会社のシステムトラブルに備える5つの方法
1.複数の証券会社の口座を開く
これは必須です。
証券口座を開くのであれば、無料で出来ますので、必ず複数の口座を開いてください。
2.信用口座を開く
システムトラブルがあった場合に、
買っている株 を 別の証券会社の信用取引で 売れば 損益が完全に固定されます。
ほぼ完璧なリスクヘッジ(リスク回避)です。
手数料は保険と考えましょう。
3.日経225先物取引口座を開く
これは、手持ち資金の大半をすでに株式購入に充てている方向けです。
信用取引で反対売買するには、それなりの資金が必要ですから、
そんな余裕資金はありませんって方には必須です。
手持ちの株が日本株ならば、暴騰・暴落のリスクを、
日経225先物を反対売買することである程度回避出来ます。
日経225先物取引は、
ラージで 1000倍のレバレッジ
ミニで 100倍のレバレッジ が効きます。
日経225ミニ先物取引に必要な資金は、
2018年4月15日現在 7万円程度です。
先物を売買する為の証拠金と呼ばれるものです。
※多くの証券会社では直近の株価変動リスクにより変動させています
4.インターネット通信回線を複数もつ
私の場合は、メインの仕事中は会社のネットワーク回線を使って株の取引はできないので、モバイルネットワーク回線を2種類持っています。
具体的に言えば、
1回線:スマホ AU 通信網
2回線:モバイルルーター ソフトバンクモバイル 通信網
スマホ と ノートパソコンは常に持ち歩いています。
5.スマホに複数の証券会社のアプリを入れる
とっさの時にすぐに使えるように、アプリのインストールだけで無く、
IDやパスワードの登録を済ませ、使用方法も覚えておきましょう。
心穏やかに投資を楽しみましょう。
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