株式投資をするうえで、現在最強のトレードツールは マネックス証券の トレードステーション です。(個人評価)
その、トレードステーションを自由自在に操るには、イージーランゲージ[EasyLanguage]の知識が必要です。
イージーランゲージ[EasyLanguage]?
※すぐに実習(解説)記事に進みたい方は、このページ最初の 目次 3.<実習…> をクリックしてください。
イージーランゲージ[EasyLanguage]はプログラム言語
プログラム言語!? 「そんなの出来るはずない」 「聞いただけで鳥肌が立つ」と思う方が大半ですよね。
EasyLanguageとは?
トレードステーション上のほぼ全てのアクションは、EasyLanguageという独自の言語で構成されます。”Easy”と名付けられている通り、初歩的な英文で記述される非常にシンプルなプログラム言語になります。
例えば、移動平均線がゴールデンクロスした場合に買い注文を出すプログラムは、以下の一文で済むほどシンプルです。
”If FastAvg crosses over SlowAvg then Buy next bar at market ”
出所:https://info.monex.co.jp/tradestation/features/other/ マネックス証券の機能紹介ページ
簡単なんです。だって”Easy”って名前だから。。。。
イージーランゲージ[EasyLanguage]を学ぶには
簡単と言っても、EasyLanguageはプログラム言語です。
しっかり学びたい方におすすめなのが、マネックス証券の公開しているマニュアル
EasyLanguage ホームスタディコース(ガイドブック) です。
https://info.monex.co.jp/tradestation-support/manual.html#01; こちらのページでもらえます。
このブログでは、「EasyLanguage ホームスタディコース」の演習問題を実際に操作しながら解いてゆく、過程を紹介したいと思います。
トレードステーションなら条件によってローソク足を色分けする事が出来ます
今回は ペイントバー を学びます。
下のチャートのように、ある条件に合致したローソク足を色分けします。
出所:Easy Languageホームスタディコース P73
練習問題: *20 モメンタムポジティブ
◇学習の目的
PlotPB 文を使用してペイントバーを描画する。
◇詳細
モメンタム値(モメンタムインジケーターはビルトインされています)が、
0より大きい場合、ペイントバーを描画すると同時にアラートを通知する。
NoPlot 文も使用する。
さぁ、やってみましょう。
EasyLanguage開発環境(エディタ)にコードを書き込みます
※EasyLanguage開発環境を起動させる方法は、この連載1のページ中頃をご覧ください。
#20 MomentumPositiv という名前で新規にペイントバーを作成します。
Easy Language開発環境を開き、 ファイル ー 新規作成 ー ペイントバー で新規ペイントバーを作成します。
ファイル名は #20 MomentumPositiv
テンプレートを選択(T)欄は(None)です。
エディターの準備が出来たら、下のプログラムコードを打ち込んでください。
(コードをコピーして貼り付けてもOK)
プログラムコードの中身はこちら===
Input: Price(Close), Length(10); Vars: Mom(0);
Mom = Momentum( Price, Length);
If Mom > 0 then begin
PlotPB(High, Low, “モメンタムポジティブ”);
Alert;
end
else
NoPlot(1);
プログラムコードここまで===
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貼り付けまたは、書き込みが終わったら、プログラムコードに間違いが無いか、チエックするボタンを押して確認します。(いつものやつですね)
0エラー、0警告ならOK。
誤りがあれば修正し、チエックするボタンを再度押します。
おっと。 先に進む前に、「モメンタム」って そもそも何者?
分からないことがあったら、ヘルプで簡単に調べられるのでしたね。
モメンタムをヘルプで調べる
調べたい関数の上にマウスポインターを置いて、右クリック。
の定義(D)Momentum… をクリック。
フムフムモメンタムが何者なのか分かりました。
プログラムコードの意味
Input: Price(Close), Length(10); Vars: Mom(0);
インプット宣言文で初期値を指定して宣言しています。
- インプット名が Price 初期値は Close です。
- インプット名が Length 初期値は 10 です。
変数宣言文で初期値を指定して宣言しています。
- 変数名が Mom 初期値は 0 です。
Mom = Momentum( Price, Length);
変数Mom に モメンタムの値を代入しています。
Priceはインプットで指定した Close(終値)が入ります
Lengthはインプットで指定した 10 が入ります
If Mom > 0 then begin
モメンタムが ゼロより大きい場合
PlotPB(High, Low, “モメンタムポジティブ”);
ペイントバーの描画には専用のプロット文を使用します。
PlotPB(開始値, 終了値, “プロット名”);
出所:Easy Languageホームスタディコース P72
Alert;
アラートを出します。
end
if…thenブロック文の終わり
else
If Mom > 0 じゃない場合
NoPlot(1);
ペイントバーを削除します
(1)はPlot1を表しています。
チャートに表示させる
チャート上で右クリックし、 分析テクニックを挿入
今回作成した #20 MomentumPositiv を選択して OKボタンを押します。
出所:Easy Languageホームスタディコース P73
以上です。
お疲れ様でした。
この続きはこちらです。
ローソク足の日付や曜日を参照する。 トレードステーションとイージーランゲージ[EasyLanguage]を学んで、株式投資で差をつける。20
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この記事を書いた人
ゆたかドットらいふ編集部
あしおゆたか
投資歴20年の個人投資家
机上の理論ではなく、実体験に基づいた記事作りをモットーにしています。
スポーツクラブに毎週2日~3日通い、サウナ後の暴飲暴食が趣味。
◇主な投資対象
日本株式
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