この記事は連載です。 連載最初の記事はこちら。 ⇒ https://tradestation.life/blog/learning-easylanguage1/;

連載を続けてご覧の方は 目次 3 からご覧ください。

株式投資をするうえで、現在最強のトレードツールは マネックス証券の トレードステーション です。(個人評価)
その、トレードステーションを自由自在に操るには、イージーランゲージ[EasyLanguage]の知識が必要です。

イージーランゲージ[EasyLanguage]?

イージーランゲージ[EasyLanguage]はプログラム言語

プログラム言語!?  「そんなの出来るはずない」 「聞いただけで鳥肌が立つ」と思う方が大半ですよね。

EasyLanguageとは?
トレードステーション上のほぼ全てのアクションは、EasyLanguageという独自の言語で構成されます。”Easy”と名付けられている通り、初歩的な英文で記述される非常にシンプルなプログラム言語になります。
例えば、移動平均線がゴールデンクロスした場合に買い注文を出すプログラムは、以下の一文で済むほどシンプルです。
”If FastAvg crosses over SlowAvg then Buy next bar at market ”

出所:https://info.monex.co.jp/tradestation/features/other/ マネックス証券の機能紹介ページ
簡単なんです。だって”Easy”って名前だから。。。。

イージーランゲージ[EasyLanguage]を学ぶには

簡単と言っても、EasyLanguageはプログラム言語です。
しっかり学びたい方におすすめなのが、マネックス証券の公開しているマニュアル
EasyLanguage ホームスタディコース(ガイドブック) です。
https://info.monex.co.jp/tradestation-support/manual.html#01;  こちらのページでもらえます。

このブログでは、「EasyLanguage ホームスタディコース」の演習問題を実際に操作しながら、解いてゆく過程を紹介したいと思います。

 

スポンサーリンク

 

<実習3>ローソク足チャートの終値と始値の差を描画する

「EasyLanguage ホームスタディコース」P26より
この実習の完成イメージはこちら

 

<練習問題: *04 ローソク足の実体>

学習の目的: プロット文の数値式の中で算術演算子を使用する。 詳細:終値と始値の差を描画する。終値が始値より大きければ正の値に、小さければ負
の値になる。この時のローソク足の”実体”は、実際にそれぞれ陽線、陰線に相当する。

なんだか難しい事が書いてありますが、やることは至って簡単です。

 

EasyLanguage開発環境(エディタ)にコードを書き込みます

EasyLanguage開発環境を起動させる方法は、この連載1のページ中頃をご覧ください。

または、YouTubeの動画をどうぞ。(音は出ません)

 

名前は #902 Real Body としました。

 

プログラムコードは

 

Plot1(Close – Open, “実体”);
Plot2(0, “同時”);

 

今回は2行です。

 

書き込みが終わったら、プログラムコードに間違いが無いか、チエックするボタンを押して確認します。

 

0エラー、0警告ならOK。

誤りがあれば修正し、チエックするボタンを再度押します。

 

Plot1(Close – Open, “実体”); の意味

Plot1

トレードステーションでは、インジケーターを99個まで表示することができます。

Plot1の 1 は その「1番目」の意味です。

Close – Open

Close は 終値

Open は 始値

”-” は 算術演算子の除算 (引き算のマイナスです)

算術演算子 EasyLanguage はインジケーターやストラテジー等のプログラムの中で加算、減算、乗算、 除算を実行できます:

加算  +

減算  -

乗算  *

除算  /

 

つまり Close Open は ローソク足の 終値 引く 始値 のことで、

終値と始値の差を計算します。

”実体”

これは、このプロットの名前です。 名前は任意に付ける事が出来ます。

 

Plot2(0, “同時”); の意味

Plot2

今回は Plot2 と 数字が変わりました。

トレードステーションでは、インジケーターを99個まで表示することができます。

Plot2の 2 は その「2番目」の意味です。

インジケーターを識別する為の番号ですので、連番で付けて問題ありません。 お好みで飛び飛びの番号を付けても、プログラムは動きます。

0

数字の ゼロです。

Close – Open で 終値 から 始値 を引いているので、算出される値は 正の数値、負の数値、もしくはゼロの値になります。

基準となる ゼロの線 を引くための数値です。 

 

”同時”

これは、このプロットの名前です。 名前は任意に付ける事が出来ます。

 

 

チャートに表示させます

チャート上で右クリックし 「分析テクニックを挿入」をクリック

インジケーター タブから 先ほど作成したファイル名を選んでOKボタンを押します。

 

チャート下部に折れ線グラフが表示されました。

真ん中の ゼロの線 を引いた意味が分かりますね。

ローソク足が陽線であれば ゼロの線より上に折れ線グラフがプロットされ、逆に陰線であれば、ゼロの線より下にプロットされます。

この回は終わりです。

お疲れ様でした。

まだまだ元気な方は、次のページへどうぞ↓

株式投資で差をつける。「算術演算子を使用する編2」イージーランゲージ[EasyLanguage]を学んで、トレードステーションを使い倒す。4

 

動画で解説

 

 

 

スポンサーリンク