この記事は連載です。 連載最初の記事はこちら。 ⇒ https://tradestation.life/blog/learning-easylanguage1/;

連載を続けてご覧の方は 目次 3 からご覧ください。

株式投資をするうえで、現在最強のトレードツールは マネックス証券の トレードステーション です。(個人評価)
その、トレードステーションを自由自在に操るには、イージーランゲージ[EasyLanguage]の知識が必要です。

イージーランゲージ[EasyLanguage]?

イージーランゲージ[EasyLanguage]はプログラム言語

プログラム言語!?  「そんなの出来るはずない」 「聞いただけで鳥肌が立つ」と思う方が大半ですよね。

EasyLanguageとは?
トレードステーション上のほぼ全てのアクションは、EasyLanguageという独自の言語で構成されます。”Easy”と名付けられている通り、初歩的な英文で記述される非常にシンプルなプログラム言語になります。
例えば、移動平均線がゴールデンクロスした場合に買い注文を出すプログラムは、以下の一文で済むほどシンプルです。
”If FastAvg crosses over SlowAvg then Buy next bar at market ”

出所:https://info.monex.co.jp/tradestation/features/other/ マネックス証券の機能紹介ページ
簡単なんです。だって”Easy”って名前だから。。。。

イージーランゲージ[EasyLanguage]を学ぶには

簡単と言っても、EasyLanguageはプログラム言語です。
しっかり学びたい方におすすめなのが、マネックス証券の公開しているマニュアル
EasyLanguage ホームスタディコース(ガイドブック) です。
https://info.monex.co.jp/tradestation-support/manual.html#01;  こちらのページでもらえます。

このブログでは、「EasyLanguage ホームスタディコース」の演習問題を実際に操作しながら、解いてゆく過程を紹介したいと思います。

 

<実習6>過去の足のデータを参照する

「Easy Language ホームスタディコース」P33より

この実習では、過去の足のデータを参照する方法を学びます。

チャートは基本的に過去のデータしか見ることが出来ません。

当たり前ですね。 未来のデータを見ることが出来たら、世界一の億万長者になれます。

<過去の足のデータを参照するには>

 

参照したい予約語や変数に続けて、角括弧[ ] を書くことで過去の価格や値を参照するこ とができます。

例:

5足前の終値:

Close[5]

12足前の値幅:

High[12] – Low[12]

 

以下も同じ結果になります

(High – Low)[12]

以下は全く違う結果になります

High – Low[12]

一番下の例は現在の足の高値から 12足前の安値の値を減算しています。

 

上記引用元:EasyLanguage ホームスタディコース(ガイドブック) P32

 

※補足

Easy Languageでは、角括弧[ ] を書くことで過去の価格や値を参照出来ます。

例にもあるように、 Close[5]  5つ前 の足の 終値 です。

チャートの足が日足なら、5日前の足の終値を参照します。

チャートの足が1週間足なら、5週間前の足の終値を参照します。

 

<練習問題: *07 変化比オシレータ>

学習の目的: 過去の足のデータを参照する。

詳細: 現在の足の終値と 5足前の終値の変化比を描画するオシレーター。

 

やることは至って簡単です。

 

EasyLanguage開発環境(エディタ)にコードを書き込みます

EasyLanguage開発環境を起動させる方法は、この連載1のページ中頃をご覧ください。

 

または、YouTubeの動画をどうぞ。(音は出ません)

 

 

 

名前は #907 NetChangeOsc  としました。

 

プログラムコードは

Plot1(Close – Close[5], “変化比”);

Plot2(0, “0”);

 

書き込みが終わったら、プログラムコードに間違いが無いか、チエックするボタンを押して確認します。(いつものやつですね)

 

0エラー、0警告ならOK。

誤りがあれば修正し、チエックするボタンを再度押します。

 

Plot1(Close – Close[5], “変化比”); の意味

Plot1

トレードステーションでは、インジケーターを99個まで表示することができます。

Plot1の 1 は その「1番目」の意味です。

Close – Close[5]

Close は 終値です。

Close[5] は 5つ前 の終値です。

”変化比”

これは、このプロットの名前です。 名前は任意に付ける事が出来ます。

◇現在の終値から5足前の終値をプロットします

 

Plot2(0, “0”); の意味

Plot2

トレードステーションでは、インジケーターを99個まで表示することができます。

Plot1は 一つ前のプログラムコードで使ってしまったので

2番目のインジケータですよ。 の意味で Plot2 となります。

 (0, “0”);

顔文字に見えますが、そのようなお茶目な機能は実装していません。

今回作成するプログラムはオシレーター系の指標なので、ゼロのラインがあった方がチャートが見やすくなります。

0, でゼロのラインを引きます。

“0” はこのプロットの名前です。 仮に ”ゼロライン” としてもOKです。

 

 

チャートに表示させます

チャート上で右クリックし 「分析テクニックを挿入」をクリック

インジケーター タブから 先ほど作成したファイル名を選んでOKボタンを押します。

 

チャート下部に折れ線グラフが表示されました。

真ん中の青い線が Plot2(0, “0”); で書いた ゼロ の線です。

この線があった方が、折れ線グラフの位置や傾きなどが分かりやすくなります。

 

以上です。

お疲れ様でした。

 

動画で解説

 

 

この続きはこちらです。

イージーランゲージ[EasyLanguage]で数値変数を使う。トレードステーションとイージーランゲージ[EasyLanguage]を学んで、株式投資で差をつけるには。7