株式チャートに必ずと言って良いほど、表示されているのが移動平均線です。

いちばん有名で、分かりやすい指標・インジケーターだと思います。

 

その他にも有名な指標・インジケーターは沢山ありますね。

  • ボリンジャーバンド
  • パラボリック
  • RSI
  • MACD
  • 一目均衡表

などなど。

 

 

あえて言います。

 

最強の 指標・インジケーター は 移動平均線 だと。

 

※あくまでも個人の感想です。(←テレビショッピングのテロップみたいですが)

 

今回は、日足チャートの移動平均線は何日足を使ったら良いのか? についてお話しします。

 

 

 

 

移動平均足数の意味

 

ご自分の環境で日足チャートを、見てください。

チャートに表示されている移動平均線は何日足ですか?

私がメインで使用しているトレードツールは、マネックス証券のトレードステーションですが、デフォルトで表示されるのは、 5日移動平均線 と 25日移動平均線でした。

 

おそらく多くの方が見ているチャートの移動平均線も、 5日 と 25日 ではないでしょうか。

 

なぜ 5日? 25日?

 

 

※以下の記事は、単純移動平均線を想定しています。

 

 

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5日移動平均線

なぜ5日移動平均線が好まれるのでしょうか。

株式市場が開いているのは、1週間のうち 5日 だからです。

(1週間7日、土曜日、日曜日はお休み)

 

1週間の平均価格(終値)

 

 

25日移動平均線

 

それでは25日は?

 

1週間が 5日 ですから、 25 を 5 で割ると 5 です。

つまり 5週分 の平均?

 

しっくりきませんね。

 

実はその昔の株式市場は、土曜日も取引がありました。

 

日本の場合、1989年1月までは土曜日(1983年8月以降の第2土曜日は全面休場、1972年頃〜1983年7月および1986年8月以降の第3土曜日は全面休場)にも前場のみ取り引きが行われたが、金融機関の完全週休二日制への移行に伴い、現在は毎週土曜日・日曜日・祝日・振替休日・12月31日〜1月3日は全面休場となっている。

出所:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%89%80

 

土曜日を含めると、1週間のうち株式市場が開いているのは 6日。

1ヶ月を4週間とすると、 6日 X 4週 = 24

 

24 だと半端だから 25 で いいじゃん となった?

 

1ヶ月の平均価格(終値)

 

※現在では、1ヶ月の株式市場取引日により近い、20日移動平均線を使う方も増えているようです。

 

 

75日移動平均線

長く株式投資を経験している人の多くが、75日移動平均線の有効性を認めていることでしょう。

 

75日は 25日 の 3倍ですから、 3ヶ月となります。

 

3ヶ月の平均価格(終値)

 

 

100日、200日移動平均線

一般的に、

100日 は 半年の平均 、200日 は 1年の平均 と言われる事が多いのですが、計算が合いません。

 

1ヶ月が 25日 だから、

25日 X 12ヶ月 は 300日 だし!

 

300日移動平均線を使っている方も多いと思います。

 

 

ここでもっとも重要な事を言います。

 

有効に機能している 指標・インジケーター の共通点は、

 

市場参加者の多くが知っていて(使っていて)、気にしていること

 

なのです。

 

 

100日、200日移動平均線を使っている人が多く、気にしている人も多い。

 

ここは、細かいことを抜きにして、

 

100日 は 半年の平均価格(終値)

200日 は 1年の平均価格(終値)

 

このようにしておきましょう。

 

 

市場参加者の多くが気にしている 指標・インジケーター が最強

 

私が常に言っている事は、「誰も知らない秘密の指標が、機能することはない」です。

 

もし、そんな秘密の指標が世の中に存在していたとすれば、その指標を知っている人は、あっと言う間に世界一の大富豪になっているでしょう。

 

皆が気にしているから、その指標の示す価格帯で「何かが起こる」のです。

 

 

株初心者の方には、有名な 指標・インジケーター を深く理解することをオススメします。

 

 

いちばん有名で、分かりやすい 指標・インジケーター は移動平均線だと思います。

 

だから、最強は 移動平均線 と言えるのです。

 

 

何日の移動平均線を使えば良いのか

 

結局 何日足を使えば良いのか?

 

私がオススメするのは、上で説明した移動平均線のすべてです。

 

5日、(10日)、25日、75日、100日、200日

 

10日移動平均線は説明していませんでしたね。

他の日数と比較して、メジャーではありませんが、短期的なトレンドをキレイに示してくれます。

 

 

移動平均線の使い方に正解はありませんが、私の使い方を一部紹介します。

 

5日移動平均線

デイトレードで使います。

上昇トレンドが形成されているとき、その日の始値が5日移動平均線の上で始まった場合は、5日移動平均線が強力にサポートラインとして機能してくれます。

 

 

10日移動平均線

短期トレンド確認に使います。

10日移動平均線は、短期的なトレンドをはっきりと示してくれます。

 

25日移動平均線

私の中では「終わった指標」になりつつあります。

皆が気にしているから、気にしている価格帯を確認する程度に見ています。

 

75日移動平均線

中期的なトレードを考えているなら、絶対に外せません。

唯一教科書通りのトレード手法が使える、移動平均線ではないでしょうか。(交差を起点とするトレード手法)

75日移動平均線一本で食べているトレーダーも居るようなので、あえて詳細は差し控えます。

 

100日、200日移動平均線

長期トレンドを確認します。

トレードをする上でトレンドを確認する事はもっとも重要な事のひとつです。

デイトレードをするときも、長期トレンドは必ず確認しましょう。

 

 

トレードステーションのチャートで移動平均線を描画する

5日、10日、25日、75日、100日、200日

マネックス証券トレードステーションのチャートなら、すべての移動平均線を一度に描画することが出来ます。

 

チャート上で右クリック ー 分析テクニックを挿入

 

必要な移動平均線の本数を選びます。

 

移動平均線の色や、太さも設定により自由にカスタマイズする事も可能。

 

 

まとめ

この記事の冒頭でも書きました。

 

株式チャートに必ずと言って良いほど、表示されているのが移動平均線です。

いちばん有名で、分かりやすい指標・インジケーターだと思います。

 

 

いちばん有名で、分かりやすい から 多くの人が使う

 

多くの人が使うから、その移動平均の示す転換点(価格帯)で何かが起こる

 

移動平均の示す転換点(価格帯)で何かが起こる 事が多いから、多くの人が気にする。

 

 

 

移動平均線 最強 の時代はまだまだ続きそうです。

 

トレードステーションによる売買の解説はこちら。

https://nk225.tradestation.life/

 

 

動画による解説はこちら。(ブログ記事とほぼ同じ内容です。 音が出ます。)

 

 

この記事を書いた人

ゆたかドットらいふ編集部

あしおゆたか

投資歴20年の個人投資家

机上の理論ではなく、実体験に基づいた記事作りをモットーにしています。

スポーツクラブに毎週2日~3日通い、サウナ後の暴飲暴食が趣味。

◇主な投資対象
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