「赤三兵」という買いシグナルをご存じでしょうか。
直近のローソク足3本が上値および下値とも切り上げた状態を指し、大きな上げ相場の転換点を示すとされます。
株式投資を始めた当初に覚えたシグナルのひとつです。
先日のマネックス証券のセミナー(Bコミさん講師)で、「三兵シグナルは今でも有効です」と聞いたので、お試しで実践してみました。
- 赤三兵のシグナルをEasyLanguageのプログラムで作成
- トレードステーションの レーダースクリーンで赤三兵出現銘柄を抽出
- 抽出された銘柄から、実際にトレードする銘柄と選ぶ
本日トレード対象銘柄として選んだのは、下記2銘柄です。
東芝とクラリオンをそれぞれ1000株づつ寄り付きで購入。引け成行で決済しました。(売買は2017年07月25日)
東芝で3000円の利益が出ましたが、クラリオンでマイナス2032円、差し引き1000円弱の利益です。
トレードステーションの操作方法を学ぶことも目的の一つだったので、クラリオンは信用取引で購入していますが、他に理由はありません。
それでは順を追って説明しましょう。
赤三兵のシグナルをEasyLanguageで抽出しましょう。
<ELコードは ここから>
If Open[1] < Close[1] and Open[2] < Close[2] and Open < Close and Open[1] < Open and Open[2] < Open[1] and Close[1] < Close and Close[2] < Close[1] then
Plot1(close,”赤三兵出現”);
<ELコードは ここまで>
たったのこれだけです。
※ブログ管理者あしおのオリジナルの判定で高値・安値ではなく、始値・終値で判定しています
「赤三兵」は直近のローソク足3本が陽線で、上値および下値とも切り上げた状態を指します。
直近のローソク足が3本とも陽線であることを判定しているのは、前半部分
Open[1] < Close[1] and Open[2] < Close[2] and Open < Close
Openは始値です。 Openの後の[ ]内の数字は、今の足を基準に一つ前の足を示します。
(例)
Open[1] < Close[1]
これは 一つ前の足の 始値よりも終値の方が大きい と言う意味です。
5分足なら、5分前のローソク足。 日足なら前日のローソク足です。
Open[1] < Close[1] and Open[2] < Close[2] and Open < Close
andで繋いでいるので、すべての条件を満たしたとき。 つまり3本のローソク足がすべて陽線。
次の条件が 上値および下値とも切り上げた状態 なので、
※ブログ管理者あしおのオリジナルの判定で高値・安値ではなく、始値・終値で判定しています
Open[1] < Open and Open[2] < Open[1] and Close[1] < Close and Close[2] < Close[1]
始値および、終値がそれぞれ一つ前の足の始値、終値より大きい事を判定します。
IF ~ THEN の意味は
もし、赤三兵の条件が揃っていたら Then の後のプログラムを実行してね。
だったので、赤三兵が出現したら
Plot1(close,”赤三兵出現”);
close ローソク足の終わりで、””赤三兵出現”の印をつけてね。 となります。
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トレードステーションの レーダースクリーンで赤三兵出現銘柄を抽出
レーダースクリーンに銘柄を表示させます。
今回は日経500コンポジット(500)にしました。
赤三兵出現のサインは日足を元に算出するので、
レーダースクリーンの足種を日足に変更することを忘れないようにしてください。
レーダースクリーンに作成した、分析テクニックを挿入します。
並び替えて、チャートを確認しましょう。
まずは 7453良品計画
なかなか良いチャートですね。
続いて 4063信越化学工業
赤三兵が出現してから、2日連続で値を上げています。
ここから更に買ってゆくのは勇気がいります。 私はこの位置からは買いません。
最後に 2229 カルビー
おや?直近のローソク足が陰線なのに、赤三兵出現のシグナルが出てしまいました。
プログラムを見直すつもりですが、銘柄を選ぶ際には必ずチャートを確認するので、まぁいいか。
※この記事は、主にブログ管理者の主観に基づく記事であり、特定の銘柄の売買を推奨・投資の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。