株式自動売買専用のパソコンが欲しい!
2019年9月に購入を決めたのが、ドスパラのデスクトップパソコン 「raytrek レイトレック AT」でした。(Ryzen7搭載)
このブログに継続して訪れている方は「えっノートパソコンじゃないの?」とか「VPS(仮想専用サーバー)で運用しているんじゃないの?」と思われる方も多いでしょう。
今回購入したパソコンがなぜ、ノートパソコンではなくデスクトップパソコンだったのか?
なぜ、VPS(仮想専用サーバー)での運用をやめたのか?
その理由も明らかにします。
そして、今回購入した「raytrek レイトレック AT」を選んだ理由、使用感等のレビューをしたいと思います。
◇2017年9月に株式投資用パソコンとして購入したのはマイクロソフトの「SurfaceBook」でした。
その記事はこちら。
この記事では、ノートパソコンの優位性に注目しています。
◇2019年初旬 VPS(仮想専用サーバー)で完全自動売買をスタート
その記事はこちら。
この記事では、VPS(仮想専用サーバー)のメリットに注目しています。
絶対に出来る!システムトレードの始めかた。トレードステーションをVPS(仮想専用サーバー)で起動し株の完全自動売買を始めましょう。
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株式自動売買用パソコンに必要なスペック(性能)
私が日本株の自動売買に使用しているトレードツールは、マネックス証券の「トレードステーション」です。
マネックス証券さんのホームページに、トレードステーションの推奨環境が掲載されています。
出所:マネックス証券HP https://info.monex.co.jp/tradestation/about/spec/
ユーザーの使用する条件によって、推奨環境が違います。
出所:マネックス証券HP https://info.monex.co.jp/tradestation/about/spec/
私の使用状況は、スタンダードユーザーとパワーユーザーの中間程度かな?
Easy Language(自動売買や分析を行う専用プログラム言語)を使った完全自動売買を行っているので、パワーユーザーのスペックが必要と考えました。
「それならば、この推奨スペックを印刷してパソコンを買いに行こう!」
そう思ったあなた。 後悔する事になるかも知れませんよ。
推奨スペック以上の性能が必要な訳
最初にお話しします。
私はパソコンショップの店員ではありませんし、このブログでアフリエイト(販売)も行っていません。
ムダに高額なパソコンを勧めるメリットはありません。
このブログ記事をご覧になってから、パソコンを購入した方に後悔して欲しくない。
ただそう思っているだけです。
ではなぜ、推奨スペック以上の性能が必要なのでしょうか?
マネックス証券さんのホームページでも、
※ 上記はトレードステーションを快適にご利用いただくため、当社がお勧めする動作環境となりますが、これより劣るスペックで動作しないわけではありません。
出所:マネックス証券HP https://info.monex.co.jp/tradestation/about/spec/
このように記載されているじゃありませんか。
理由1 推奨スペックは変更される
私がトレードステーションを使い始めた頃よりも、今の推奨スペックは上がっています。
今後も推奨スペックが下がることはないでしょう。
パソコンは購入後、数年は使い続けますよね?
購入後に、推奨スペックが上がってしまったら、推奨スペック以下でガマンする事になります。
理由2 常駐プログラムにリソースを消費される
パソコンを購入したばかりの頃は、「おっ。このパソコン早いね!」そう思うはずです。
でも、使っているうちに段々動きがモッサリしてきて、フリーズする事も多くなる。
皆さん、そんな経験をしていませんか!
さまざまなアプリケーションをインストールして使っていると、常駐(勝手に見えないところで動いているプログラム)プログラムが増えてくるんです。
(例えプログラムをアンインストールしても、完全に策し除しきれない設定ファイルやデーターが残ります)
推奨スペックギリギリだと、他のアプリケーションにリソースを消費されてしまい、その結果推奨スペック以下の動作環境で株式トレードツールを稼働させることになります。
理由3 余裕が安心を生む
今回購入するのは、株式取引用のパソコンですが、主な使用条件は自動売買です。
基本的に平日は24時間連続稼働。
ただでさえ、トレードの結果が気になっているのに、「パソコン止まっていないかなぁ?」なんて余計な心配をしたくありませんよね。
パソコンのスペックに余裕があれば、その分安心してパソコンに株の取引を任せることが出来るんです。
購入したパソコンのスペック(性能)
今回購入したパソコンのスペックと、マネックス証券のトレードステーション推奨環境と比べてみてみましょう。
CPU(プロセッサ)
推奨環境:Quad-core Intel またはAMD® 3GHz以上
購入PC: AMD Ryzen 7 3700X (3.6GHz-4.4GHz/8コア/16スレッド)
あえてインテルではなく、AMDを選びました。
AMDを選んだ理由は後述します。
インテル製CPUとの比較はこちら(他サイトさんの記事を引用いたします)
出所:https://thehikaku.net/pc/other/ryzen7-3700x.html
メモリ(RAM)
推奨環境:12GB以上
購入PC:32GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx4/2チャネル)
贅沢にオプションで32GBいっときました!
ハードウェア・ドライブ
推奨環境:Solid State Drive(SSD)または7200RPMドライブ 1GB以上の空き容量
購入PC:1TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
購入先のドスパラさんが、無料アップグレードキャンペーンしていたので、1TBのSSDです。
これまた贅沢ですなぁ。
ビデオ・カード(グラフィックメモリ)
推奨環境:32-bit グラフィックのサポート マルチモニター:1GB以上
購入PC:NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB GDDR6 (2スロット使用/DVI x1, HDMI x1, DisplayPort x1)
他のボードとの比較はこちら(他サイトさんの記事を引用いたします)
出所:https://thehikaku.net/pc/game/19geforce-gtx1660Ti.html
グラフィックボードには、DVI x1, HDMI x1, DisplayPort x1の合計3ポートがありますが、購入先のドスパラさんでは、デュアルディスプレイまでしか保証の対象ではないとの事。
説明してくれた店員さんは小声で「それ以上(2画面以上)も表示出来るはずですが、一応会社の方針で保証は2画面までなんです」とおっしゃっていました。
私の環境では、HDディスプレイ3枚問題なく映っています。
購入金額
推奨環境からは、かなり余裕を持った高めの性能です。
パソコンに詳しい方なら、値段はいくらするのか心配になるかも知れませんね。
2019年9月に購入した時点で、197,260円(税抜)でした。(カスタマイズ後の金額)
出所:https://www.dospara.co.jp/ ドスパラホームページ
パソコンの価格は下がっているので、約20万円のデスクトップパソコンは高い買い物かも知れません。
でも平日は24時間、自分の代わりに株の売買をしてくれるのです。
少なくとも2年間は使用するでしょうから、1月あたり1万円を下回ります。
仕事は正確で24時間働ける。 優秀かつ強靱な体力を持つ人材。
そんな人を雇うとしたら、時給はいくらになるでしょう?
安心してトレードを任せられたら、自分はそれ以外のことが出来るのです。
別の仕事をしていても良し。
経済ニュースや、企業のファンダメンタル情報を集めるも良し。
システムトレード戦略を練るのも良し。
カフェでコーヒーを飲んでいても良いのです。
実際に使って見て(レビュー)
まだ数週間ですが、実際に24時間稼働して自動売買を実践した使用感をお伝えします。
ドスパラのホームページから購入しました。
以前はお店でも購入出来たのですが、今はすべて通信販売になったようです。
必要なスペックを満たす為に、クリエイター向けパソコンをカスタマイズしました。
出所:ドスパラ https://www.dospara.co.jp/ https://www.dospara.co.jp/5shopping/search.php?tg=4&tc=798
開梱
購入後数日で配達されます。
9月末に注文したので、消費税増税時期と重なりましたが、発注から1週間以内に到着しました。
箱の中身はいたってシンプル。
タワー型なので、高さが45センチありますが、私はパソコンデスクの下に置くので十分余裕を持って設置出来ました。
タスクマネージャー
ハイスペックのパソコンを買うと、意味も無くタスクマネージャーを見たくなります。
おおっ。プロセッサ16は圧巻です。(*^_^*)
※上の画像は、自動売買を行っている時の物では無く、このブログを作成している時のものです。
静音性
24時間稼働で重要なのが、夜間の騒音です。
私が購入したのは「raytrek レイトレック AT」ですが、標準仕様で静音ファンが搭載されています。
これが驚くほど静かでビックリ。
私はパソコンから1.5メートル程離れた場所で寝ているのですが、就寝時に騒音が気になることはありません。
※音に関する感受性は、人それぞれだと思いますので、あくまでも個人の感想です。
なんか、テレビの通信販売みたいですね。
イルミネーション
実は夜間の稼働で問題になるのが、光なのです。
私の場合トレードルームと寝室が兼用なので、パソコンから漏れる光が気になります。
「raytrek レイトレック AT」は正面から見て左側から、CPUクーラーの光が漏れます。
出所:ドスパラHP https://www.dospara.co.jp/
実際の画像はこちら。
見ていてキレイなのですが、就寝時にずっと光っていては、気になって眠れません。
パソコンを冷やすための開口部ですから、遮光のために塞ぐ事も出来ません。
(どこかで光り方の設定変更は出来ると思いますが、調べていません。)
私の場合は光の漏れる開口部と反対側で寝ているので、幸いなことに光が届くことはありません。
就寝する部屋と、パソコン設置する部屋が同じ場合は、設置する向きにも気をつけてください。
自動売買
今回パソコン購入の主目的は、株式の自動売買です。
マネックス証券の高機能トレードツール「トレードステーション」が安定動作するかが、最重要なんです。
平日は24時間パソコンの電源は入れっぱなし。
トレードステーションも起動しっぱなし。
3つの自動売買プログラムを1週間以上起動させましたが、まったく問題はありませんでした。
マネックス証券公式の推奨スペックを大きく超えたパソコンなのですから、当然と言えば当然です。
今後は自動売買プログラムも徐々に増やしてゆく予定なので、数ヶ月経過したら再レビューいたします。
動画編集
株式の自動売買専用として購入したパソコンですが、休日には他の用途でも使いたくなりますよね。
実は・・・・。
最初から、動画編集もしたくて部品の構成を考えていました。
CPU(プロセッサ)を Intl の Corei7 や Corei9 ではなく、AMD の Ryzen 7 3700X (3.6GHz-4.4GHz/8コア/16スレッド) を選んだのも、動画のエンコードに有利だと聞いたからなんです。(*^_^*)
メモリ(RAM)を 32GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx4/2チャネル) と贅沢にアップグレードしたのも、もちろん動画編集の為です・・・・。
私の使用している動画編集ソフトは,VEGAS Pro17ですが、動画編集の最もスタンダードなPremiere Proの推奨スペックも、アドビ公式ホームページからお借りしてきました。
出所:アドビ公式HP https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/system-requirements.html
4K動画を編集するなら、RAMは32GBが推奨仕様となっています。
まぁ、4K動画を編集する予定もないのですが・・・(*^_^*)
下は、VEGAS Pro17でエンコードしているときの、タスクマネージャーです。
エンコードの時以外は、こんなフル回転の状態にはなりません。
ここまでが、購入後の使用感です。
数ヶ月後には、再レビューをするつもりです。
なぜ、ノートパソコンではなくデスクトップパソコンなのか?
2017年に株式投資用パソコンを購入しました。 マイクロソフトの「SurfaceBook」です。
ブログ記事にも、まとめています。 記事はこちら。
記事中でノートパソコンを選んだ大きな理由は、2つありました。
- 長時間稼働時の放熱の心配
- 机の前に座っていなくても、株式市場の動きが監視出来る
この2つをカバーして、おつりが来ると判断して今回はデスクトップパソコンを購入したのです。
放熱対策
放熱対策としてパソコンの筐体を、タワー型にして放熱ファンを追加しました。
電源の容量も大きめを選択して、電源の余裕も確保しています。
Chrome リモート デスクトップ
GoogleのブラウザChromeでリモートデスクトップ機能が使えるのをご存じでしょうか?
これが非常に使いやすいのです。
設定も比較的簡単だし、遠隔操作をしている使用感がなめらかで快適なんです!
スマートフォン用のアプリもあって、スマホからも自宅のデスクトップパソコンが操作できます。
これなら、リビングのソファーでも外出先でも、自宅デスクトップパソコンを操作できますし、画面も高解像度で見る事が出来ます。
なぜ、VPS(仮想専用サーバー)での運用をやめたのか?
2019年初旬 VPS(仮想専用サーバー)で完全自動売買をスタートしました。
ブログ記事にも、まとめています。 記事はこちら。
記事中でVPS導入のメリットを、2つあげました。
- 24時間運用が可能
- 外出先でもシステムの運用状況を見る事が出来る
上のメリットは、放熱対策とChrome リモート デスクトップの導入で解消されました。
VPSのデメリット・ランニングコスト
VPS導入時の最大のデメリットは、ランニングコストの高さです。
出所:ConoHa 公式HPより。 VPSの料金・プラン https://www.conoha.jp/vps/pdf/conoha_spec_ja.pdf
トレードステーション推奨スペック(パワーユーザー向け)を満たすためには、1ヶ月13800円のコストが掛かります。
電気代や停電リスクなどを考えても、少々高めです。
ただし、将来価格設定の見直しがあったり、自動売買のメンテナンスがほぼ必要ないくらいに安定したら、VPS導入も再考するかも知れません。
現時点での判断では、VPSを解約して高機能なデスクトップパソコンを購入することに、よりメリットを感じています。
なぜ、株自動売買専用パソコンを購入したのか
そもそも、なぜ株自動売買専用パソコンにする必要があったのでしょうか?
それは、安定稼働を最優先としたかったからです。
新しく購入したパソコンには、色々なアプリケーションをインストールしたくなりますよね。
最初は快適だったのに、次第に動作が不安定になる・・・。
そんな経験はありませんか?
自動売買戦略を設定した、トレードステーションだけを安定して稼働させる。
このために、他のアプリケーションは極力インストールしません。
動画編集のVEGASは特別です。(*^_^*)
まとめ
2017年に株式投資用パソコンとしてsufaceBookを購入してから、環境が大きく変わりました。
プロの世界では、システムトレードが取引の中心になっているようです。
しかし、個人投資家の間ではまだまだ裁量トレードが、スタンダードではないでしょうか?
個人投資家の9割が損をしている、株式投資の世界に生身の身体(個人の裁量)で飛び込んで生き残れるのか?
個人投資家が開発した投資戦略(システムトレード戦略)が、AIを駆使したプロのシステムの中で機能するのか?
この先のことは、誰にも分かりません。
ただチャレンジは継続し続けます。
最後にお決まりの文句でしめたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※この記事は、主にブログ管理者の主観に基づく記事であり、特定の銘柄の売買を推奨・投資の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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