その投資手法が、あなたを破産させるかも知れません。[株式投資初心者向け]

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株式投資を続けていると、ある日突然秘密の投資手法に出会うことがあります。

 

その投資手法は、研究熱心なあなた自身が見つけるかも知れません。

 

または、書籍やインターネットの情報かも知れません。

 

でも、そんな秘密の秘密の投資手法が多くの投資初心者を破産させてきたとしたら?

いたずらに投資初心者を、怖がらせるつもりはありません。

株式投資を20年以上続けているブログ管理者が、例をあげてその仕組みを解説します。

 

「やっと見つけた」「この手法なら絶対稼げる」そう思ったときに、このブログ記事を思い出して頂ければ幸いです。

 

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必勝法との出会い、そして・・・

 

このブログ記事の冒頭でもお話ししたとおり、
株式投資を続けていると、ある日突然秘密の投資手法に出会うことがあります。

 

その投資手法は、研究熱心なあなた自身が見つけるかも知れません。

 

または、書籍やインターネットの情報かも知れません。
ここから先は、あなたが遭遇した体験だと想像しながら読み進めてください。

 

「この投資手法なら絶対勝てる」

 

とうとう見つけることが出来ました。

 

その手法に出会ったとき、あなたの鼓動は高まり、頭の中では南国でバカンスを過ごす姿を想像しているでしょう。

 

たとえば下の損益グラフのような投資手法です。

 

4つの投資戦略を同時に稼働させて、着実に利益が積み上がっています。

 

◇グラフ1
◇グラフ1の説明
グラフの下部に表示されている、オレンジ・ブルー・イエロー・グレーがそれぞれの投資戦略の損益で、一番上のグリーンが4つの戦略の利益合計です。
ある投資戦略を、日経平均株価に適応させたものです。(スリップページ、手数料は考慮していません)
適応させた投資戦略の詳細もこのブログ記事後半で紹介します。
縦軸が損益、横軸が期日です。
グラフ表示期間 2018年12月6日~12月27日

 

絶対勝てる秘密の投資手法見つけたのですから、あなたは投資資金を増やします。

 

信用取引口座も開設しました。
そしてその後、秘密の投資手法で取引を続けた結果がこちら。

見事に右肩下がりのグラフとなりました。

投資資金をふやして、信用取引を始めていたあなたは多額の損失を出し、株式投資から撤退することになりました。

 

◇グラフ2

◇グラフ2の説明
グラフの下部に表示されている、オレンジ・ブルー・イエロー・グレーがそれぞれの投資戦略の損益で、一番上のグリーンが4つの戦略の利益合計です。
ある投資戦略を、日経平均株価に適応させたものです。(スリップページ、手数料は考慮していません)
適応させた投資戦略の詳細もこのブログ記事後半で紹介します。
縦軸が損益、横軸が期日です。
グラフ表示期間 2018年12月6日~2019年2月6日

 

株式投資から撤退したあなたは、しばらく株価チャートを見ることも無くなりました。

 

1年以上が経過し、ふと「あのまま秘密の投資手法で取引を続けていたらどうなっていただろう?」そんな思いがこみ上げてきます。

 

恐る恐る損益グラフを覗いてみます。
}

 

どんな思いでこのグラフを見るでしょうか?
グラフ左の赤枠で囲んだ部分が、上のグラフ2で表示された期間です。

 

◇グラフ3
◇グラフ3の説明
グラフの下部に表示されている、オレンジ・ブルー・イエロー・グレーがそれぞれの投資戦略の損益で、一番上のグリーンが4つの戦略の利益合計です。
ある投資戦略を、日経平均株価に適応させたものです。(スリップページ、手数料は考慮していません)
適応させた投資戦略の詳細もこのブログ記事後半で紹介します。
縦軸が損益、横軸が期日です。
グラフ表示期間 2018年12月6日~2020年4月23日

 

必勝法と出会って気づいたこと

いかがでしたか?
自分のことのように、リアルに想像できたでしょうか。
秘密の投資手法をガマンして続ければ良かった」
そのように思う方は、もう一度下のグラフをご覧ください。

 

損益フラフの落ち込んだ部分に赤い矢印を描画しました。

 

利益が大きく目減りしている部分です。
グラフは2018年12月6日から損益を累積表示させていますので、途中からこの投資戦略でエントリーした場合には損益がマイナスになっているかも知れません。

 

犯しやすい過ち

ここで言いたかったことは、秘密の投資手法を始めるまでの検証が少ないこと。

 

秘密の投資手法が素晴らしいと判断したのは、◇グラフ1の期間(約1ヶ月)取引日数16日です。

 

あまりにも検証期間が短すぎると思います。

 

検証が不十分。

 

あなたもそう思いますよね。

 

しかし、このような判断をしている投資初心者が大変多いのです。

 

確実に利益が出る(そう思い込んでいる)投資手法を実践せずに、じっと見ていることが出来るでしょうか。

 

得られたはずの利益が積み上がっているのに、じっとガマン。

 

しっかり検証をしてから実践に移す投資家が、長く生き残る投資家の姿だと思います。

ベテランの投資家なら皆知っていること。

秘密の投資手法はどうやって見つけるのでしょうか。

 

はたして、存在するのでしょうか。

 

ベテランの投資家なら皆知っていること
  • 本屋に投資で利益を得る方法なんて、売っていないことを。
  • 高額で販売される投資術の大半が、継続的な利益を生まないことを。
  • 安定して利益を生み出している手法の多くは、シンプルな手法であることを。
  • 淘汰されてゆく投資家と、生き残っている投資家との差を。

「本屋さんに売っている本がアテにならないなら、どこから情報を得れば良いの?」

株式投資初心者のかたなら、そう思いますよね。

 

もちろんネット上の情報も玉石混淆(良いもの悪いものが混じり合っている)です。

 

「ますます分からなくなった」

 

そんな声も聞こえてきそうです。

 

ベテランの投資家は、有益な情報をいかにして得ているのでしょうか。

 

日本でも有数な資産家であれば、特別なルートで情報を入手できるかも知れません。

 

しかし、一般的な投資家の皆さんの元には特別な情報なんて、降りて来ませんよね。

 

実は、ベテランの投資家だって誰もが手に入れられる情報しか見ていないのです。

 

当たり前の情報から何を見つけ出すか。

 

この見抜く力の有無が、相場の世界で生き残れるか、淘汰されるかを分けているのだと思います。

 

世界中の諜報機関だって、対象国の新聞・雑誌・テレビなどから情報を分析しているそうです。

秘密の投資手法は存在するか

 

秘密の投資手法は存在するのでしょうか。

 

下のグラフは、マネックス証券トレードステーションで、ある投資手法をシミュレートしたものです。
銘柄はトヨタ自動車。

 

このようなドローダウン(利益の落ち込み)も無いキレイな収益曲線を描く投資手法を探しているのなら、生涯を掛けても見つけることは難しいでしょう。

 

見つけることが出来たなら、世界一の資産家になれることが約束されたも同然です。

 

もし、怪しげな情報筋からこのような収益曲線を描く投資手法を勧められたら、サギだと思って間違いありません。

 

だって、世界一の資産家になれる投資手法をあなたなら、いくらで売りますか?

 

ここで疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

 

「なぜ存在しないと言っているのに、シミュレートして上のチャートが描けるの?」

 

プログラム上ならば理想的な投資手法を作ることは可能なのです。

 

今回の記事では説明を省きますが、機会があれば 絵に描いた餅(実際は機能しない)投資手法 の作り方を紹介したいと思います。

 

投資サギ対策になるかも知れませんね。

このブログ記事で使用した投資手法

興味をお持ちの方も多いと思いますので、このブログ記事で使用した投資手法の紹介をします。

 

最初に言っておきます。

 

この投資手法を使って、実際の取引は行わないでください。

 

下のグラフは日経平均株価に適応させたものです。
日経平均株価そのものを取引することは出来ませんし、スリップページや手数料はまったく考慮していません。
あくまでも、投資手法の開発や検証方法の参考にして欲しいとの思いで、紹介いたします。
投資手法は、このブログで定期配信している、日経平均株価のサポートライン・レジスタンスラインを応用したものです。

 

記事のリンクはこちら

日経平均株価のサポートライン・レジスタンスライン

このブログで定期配信している、日経平均株価サポートライン・レジスタンスラインは、
ウイリアム・グリーンスパンというデイトレーダが開発した指標です。

この指標は、私をトレードの世界に導いてくれた書籍「デイトレード大学」に掲載されていたものです。

 

「デイトレード大学」

著者:岡本次郎

発行:パンローリング

 

前日の「高値」「安値」「終値」から、導き出すシンプルなものですが、強力に機能すると感じています。

 

計算式はこちら。

P = ( 高値 + 安値 + 終値 ) / 3
R1 = 2  X  P –  安値
S1 = 2  X  P –  高値
R2 = ( P – S1 ) + R1
S2 = P –  ( R1 – S1 )

P:ピボットポイント
R1:レジスタンスレベル1
S1:サポートレベル1
R2:レジスタンスレベル2
S2:サポートレベル2

 

どうですか、とってもシンプルですよね。

 

このサポートライン・レジスタンスラインを日経平均株価のチャートに描画するとこのようになります。
1番上の黄色いラインが R2:レジスタンスレベル2
2番目の赤いラインが R1:レジスタンスレベル1
3番目の青いラインが S1:サポートレベル1
4番目の緑のラインが S2:サポートレベル2

 

多くのローソク足が、サポートライン・レジスタンスラインの幅に収まっていますが、大きくはみ出しているローソク足もあります。

 

「おいおい、それじゃ信用できないじゃないか!」

 

まさかそんな事を思っていませんか?

 

完璧なサポートライン・レジスタンスラインが引けたら、一瞬にして世界一のお金持ちになれちゃいますよ。

 

よーく見ると、
始値がレジスタンスレベル2を超えて始まった場合はローソク足が陽線になる場合が多いように見えます。

 

逆に始値がサポートライン2を下回って始まった場合はローソク足が陰線になる場合が多いように見えます。

 

(もちろん例外もあります)

 

次のように仮定してシミュレートしてみましょう。

 

・レジスタンスラインを超えて始まった日は、陽線で終わる日が多い

 

・サポートラインを下回って始まった日は、陰線で終わる日が多い

もし、日経平均株価をサポートライン・レジスタンスラインでトレードしたら

もし、日経平均株価をサポートライン・レジスタンスラインでトレードしたらどうなるでしょうか?
今回は、始値がサポートライン・レジスタンスラインを上下に超えて始まった場合を考えます。

 

トレード条件の整理

シミュレートするために、トレードの条件を整理しましょう。
  • 始値がレジスタンスライン2(R2)を超えて始待った日は、始値で買い終値で売る
  • 始値がレジスタンスライン1(R1)を超えて始待った日は、始値で買い終値で売る
  • 始値がサポートライン1(S1)を下回って始まった日は、始値で売り終値で買い戻す
  • 始値がサポートライン2(S21)を下回って始まった日は、始値で売り終値で買い戻す

 

シミュレートは、マネックス証券トレードステーションからデータを取得して、エクセルで行います。

 

データの取得

 

マネックス証券トレードステーションを起動して、チャートにデータウインドウを表示させます。

 

 

データウインドウのすべて表示ボタンを押して、チャート全体のデーターを表示させます。

 

ファイルに名前を付けて保存します。

 

エクセルに取り込み

 

エクセルを起動させて、先ほど保存した株価データーを開きます。

表題部分が文字化けしていました。

日本語はうまく変換されないようです。

 

データはすべてA列に入力されているため、区切り位置を設定後に表題を修正しました。

 

シミュレートするための、トレードの条件を思い出しましょう。
  • 始値がレジスタンスライン2(R2)を超えて始待った日は、始値で買い終値で売る
  • 始値がレジスタンスライン1(R1)を超えて始待った日は、始値で買い終値で売る
  • 始値がサポートライン1(S1)を下回って始まった日は、始値で売り終値で買い戻す
  • 始値がサポートライン2(S21)を下回って始まった日は、始値で売り終値で買い戻す

 

この条件に合うように、エクセルのセルに計算式を入れてゆきます。

 

トレードステーションをお持ちで無い方は、サポートライン・レジスタンスラインの計算式も入力しましょう。

 

サポートライン・レジスタンスライン計算式はこちら。

P = ( 高値 + 安値 + 終値 ) / 3
R1 = 2  X  P –  安値
S1 = 2  X  P –  高値
R2 = ( P – S1 ) + R1
S2 = P –  ( R1 – S1 )

P:ピボットポイント
R1:レジスタンスレベル1
S1:サポートレベル1
R2:レジスタンスレベル2
S2:サポートレベル2

 

 

グラフを表示させて、全体のパフォーマンスを眺めましょう。

 

まとめ

 

誰もが恋い焦がれる完全無欠の投資手法を見つけることは難しそうです。

 

世界中の投資家や学者が探していて見つからないのに、なぜか自分だけは見つけられると信じていませんか。

 

もちろん、あなたが最初の1人になって世界中の富を独り占めする可能性は否定しません。

もし見つかったら、こっそり教えてくださいね。

 

「これは確実に儲かる」 そう思ったら、このブログ記事を思い出してください。

 

しっかりその投資手法が機能するか、検証してください。

 

投資手法の検証は過去の株価の値動きから判断するしかありません。

未来の株価を正確に予測することは出来ませんから、完全な検証は不可能です。

 

ただし、しっかりした検証作業は、損をする機会を減らしてくれるでしょう。

 

来年もその次の年も相場の世界で会いましょう。

 

 

この記事を書いた人

ゆたかドットらいふ編集部

あしおゆたか

投資歴21年の個人投資家

机上の理論ではなく、実体験に基づいた記事作りをモットーにしています。

スポーツクラブに毎週2日~3日通い、サウナ後の暴飲暴食が趣味。(現在自粛中)

◇主な投資対象
日本株式
株式ETF(上場投資信託)
日経225先物
日経225先物オプション

◇運営者情報はこちら

 

 

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